あなたは当てはまる?知っているようで知らない“AGAの特徴”
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AGAとは “AndroGenetic Alopecia” の頭文字をとった略称です。
AGAという言葉は、製薬会社の印象的なテレビCMなどで一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
日本語ではAGAを「男性型脱毛症」や「壮年性脱毛症」と呼びます。
「男性型脱毛症」と言うと全てのハゲや抜け毛の症状がAGAに当てはまるように思いますが、そうではありません。
AGAには以下のような3つの診断基準があります。
【AGAは思春期以降の男性に見られます】
AGAには男性ホルモンが大きな影響を与えています。男性ホルモンの分泌が活発になる思春期以降の男性であれば、
その影響を受ける可能性があると言えます。
しかし、AGAの症状は年齢と共にゆっくりと進行するものですので、実際に頭髪に変化を感じてAGAと診断されるのは、30歳代〜40歳代の方に多いようです。
【髪が細く短くなります】
髪の毛は一定のサイクルを守って発毛し、成長し、抜けてゆきます。いきなり太い毛が生えるわけではなく、細い産毛が時間をかけて成長することで私たちの毛髪は成り立っています。
前述したとおり、AGAは男性ホルモンが影響して起こります。
その男性ホルモンの影響でそのサイクルが乱れ、髪が「育たなく」なってしまうのがAGAの症状です。これがAGAの初期症状「軟毛化」です。
AGAは「脱毛症」と呼ばれているのですが、実は、AGAの初期症状は“脱毛ではない”のです。髪が育たずに、目に見えないくらいの細い毛が増えることで薄くなったように感じるだけなのです。
「軟毛化」が進み、頭の20%以上の範囲で髪が細くなっている状態になるとAGAという診断が下されます。
【AGAの薄毛にはパターンがあります】
頭髪は生えている場所によって男性ホルモンの影響を受ける程度に違いがあります。AGAの方は、主に頭のてっぺん「頭頂部」や額の生え際「前頭部」の髪の毛が薄くなります。これは前頭部と頭頂部に男性ホルモンの影響を受けやすい細胞が多く存在しているからなのです。
したがって、それら以外の場所で起こっている脱毛はAGAと断定することはできません。側頭部や全体的に発生している薄毛は、何か別の原因があると考えられます。