プロペシアの効果は遺伝子に左右される?!AGAの遺伝子検査とは
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AGA治療の一環として、遺伝子検査を勧められることがあります。
遺伝子検査を行えば、将来AGAによる薄毛を発症するリスクや治療薬「フィナステリド」で回復する見込みがあるか否かを数値可することができます。あくまでAGAになりやすい遺伝子のタイプか否かを探る検査であって、AGAの診断を確定するための検査ではありません。
遺伝子検査は主にAGAの治療を専門としているクリニックで検査が実施されています。健康保険の適用外ですので医療機関によって検査に掛かる費用は違ってきますが、相場として2万円前後の検査費用が
発生するようです。が、遺伝子は変化することがありませんので一度受ければ、再度検査を受ける必要はありません。
この検査は血液を採取して行われます。
採取した血液は検査機関に送られ、検査の結果は数週間から1ヵ月程度で医療機関に届けられます。
CAGリピート数とGGCリピート数の合計値で判断します。
これらの合計値が高いほどAGAを発症するリスクは低く、反対に合計値が低いほど発症する将来的なリスクは高くなります。
CAGおよびGGCリピート数とは、遺伝情報の中に含まれる男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に関する遺伝子配列を調べた時に一定の配列(CAG・GGC)が繰り返される回数(リピート数)のことです。
具体的には・・・
合計値が40以上で、AGAを発症するリスクが低い「ローリスク型」。
36以下になると発症の可能性が高い「ハイリスク型」と診断されます。
37〜39までの値は、「リスク中型」と呼ばれ、将来的なリスクは五分五分といったところであるとされます。
アンドロゲンレセプターに作用して効果を発揮するフィナステリドの効果は、理論上ハイリスクであるほど効果が大きく表れるとされています。逆に、ローリスク型の場合、効果はあまり望めないということになりますので一縷の望みをかけてある程度の間、プロペシアの服用を続けてみて効果がなければすぐに他の方法へスイッチする判断材料ともなります。無駄な出費を出来るだけ抑えるためにも検査の結果が役立つというわけです。
ただし、この遺伝子検査は医学的な根拠が示されているわけではありません。あくまで予測や可能性の範囲内であり、日本遺伝子学会からはAGAの治療にこのような遺伝子検査を利用することを問題視する見解が出されているようです。決して安くはない検査ですので、医師の説明をじっくりと聞き、納得された上で検査を受けられてみてはいかがでしょうか。
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