残ったシリコンが毛穴を塞ぐシャンプーなんて。。
シャンプーに含まれる‘シリコン’は粘着性のある“オイル”のようなもので、
髪の表面をコーティングしてキューティクルを保護し、髪の摩擦を抑えたり、
髪を艶やかにするといった働きをします。
‘シリコン’は粘着性が高く、
数回程度のシャンプーで流れ落ちることなく髪をコーティングし続けます。
髪をコーティングして保護してくれる‘シリコン’は、
すぐに剥がれることなく
艶や指通りを維持し続けてくれた方がありがたいですね。
しかし、髪ではなく頭皮についてしまった‘シリコン’は別のようです。
髪を洗えば、当然のことながら頭皮にもシャンプーはついてしまいます。
むしろシャンプーは、髪よりも
頭皮を洗うように行うのが一般的ではないでしょうか。
‘シリコン’が頭皮につくと、頭皮の毛穴を塞いでしまいます。
毛穴が塞がれると、頭皮の皮脂汚れが排出されなくなってしまいます。
汚れを落とす目的でしている毎日のシャンプーが、
汚れの排出口に蓋をかぶせることになっているなんて
なんだか矛盾していますよね。
けれど、毎日シャンプーを繰り返すことで
粘着性の高い‘シリコン’は流されることなく蓄積され、
毛穴の蓋も厚くなり、ますます毛穴を詰まらせてしまうのです。
毛穴を塞ぐことは、頭皮の皮脂汚れの排出を妨げるだけでなく、
頭皮の呼吸や、栄養を取り込む機能の妨げにもなってしまいます。
頭皮についた‘シリコン’は、頭皮環境を悪化させ、結果として髪へも悪影響となるのです。
本来、男性特有のものであるはずの“薄毛”に悩む女性が増えているのは、
この‘シリコン’によるシャンプーの影響で、髪が育たない頭皮環境を
作ってしまっていることが原因だとも言われています。
髪を保護するはずの‘シリコン’も、
頭皮に溜まるとダメージになってしまうのです。
健康な髪を保つには、良い頭皮環境を保つことが大切と言われます。
‘ノンシリコン’が爆発的に売れている理由のひとつには、
このような理由があるのですね。