ノンシリコンシャンプー

ノンシリコンはノンコーティングではない?

ノンシリコンシャンプーとは、シリコンが入っていないシャンプーのこと。
シリコンとはこの場合、髪のコーティング剤として使われる合成樹脂のことです。
確かにノンシリコンシャンプーにはシリコンは入っていませんが、
髪のコーティング剤が入ってないのかというと、そんなことは無いんですね。
シリコン以外のコーティング剤が入っているんです。

 

■どんなコーティング剤が入っているのか

 

ではノンシリコンシャンプーに入っているコーティング剤は何かというと、

 

・ジメチルポリシロキサン
・ポリマーグァーヒドロシキ
・プロピルトリモ二ウムクロリド
・ポリクオタニウム-7
・ポリクオタ二ウム-10
・界面活性剤クオタニウム-33
・セトリモニウムクロリド 

 

などです。
これらはコポリマーと呼ばれ、シリコンと同じような働きをします。

 

だったらノンシリコンシャンプーの意味ないんじゃないの?
と言われれば全くその通り。
シリコンも含めてコーティング剤そのものに害はなく、
髪を保護するためにもむしろ必要な成分なんです。

 

では問題となるのは何かというと、
シャンプーの主要成分である洗浄剤なんです。

 

■どういう洗浄成分が使われているか

 

成分表記の左上の方に、ラウリル硫酸○○とか、ラウレス硫酸○○
とあったらそれは石油系の界面活性剤
洗浄力が非常に強いのが特徴で、必要以上に油分を取り去るため
髪や地肌に負担が掛かかると言われている洗浄成分。
しかもこれ、一般のシャンプーのほとんどに含まれてしまっているんです。

 

■ノンシリコンシャンプーの洗浄成分は低刺激

 

その点ノンシリコンシャンプーには、
比較的低刺激な洗浄成分が入っています。
成分表記にココイル○○、コカミド○○とあったらそれは
天然由来の成分の洗浄剤。
穏やかな洗浄力が特徴で、油分を取り過ぎる心配がありません。
髪や地肌への負担が少ないのです。

 

シリコンやコーティング剤に対してのみ神経質になるより、
ぜひ洗浄成分に着目したシャンプー選びをしていただきたいと思います。

きしまないノンシリコン