ノンシリコンシャンプー

ノンシリコンシャンプーのきしみ感、なんとかならない?

ノンシリコンシャンプーを使っている方ならたいていは経験されること。
それは、シャンプーがスムースにできないということ。
指通りがつかえたり引っかかったり、髪がキシキシきしんだりするのです。

 

シリコン入りシャンプーに比べ、泡立ちがイマイチなのが原因かもしれません。
泡で髪全体を覆いこんでしまえれば、もっと心地よく髪が洗えるのに……
とシャンプーすることそれ自体にストレスを感じてしまう方も。

 

泡立ちの良さや指通りの良さ、なめらかさにポイントを置くと
どうしてもシリコン入りのシャンプーに軍配が上がってしまいます。
シリコンの特性の一つに摩擦係数が低い、
つまり抵抗のない滑るような触感があげられるからです。

 

今までのシリコンによる過剰ななめらかさに慣れてきた身からすると、
ノンシリコンシャンプーの素っ気ない感じには、正直戸惑いを覚えてしまうほど。
特にシリコンからノンシリコンに切り替えた当初はそれが顕著です。
使い始めから感動してしまうようなシャンプーではない、というわけです。

 

 

■使い続けてこそのノンシリコン

 

イメージしてたようなシャンプーではなかった、
と初期段階で折れてしまってはもったいないというもの。
せっかくノンシリコンシャンプーを選んだのですから、ここは使用感の良さ
というよりも、髪と地肌にとっての良さ、を優先しようじゃありませんか。

 

ノンシリコンシャンプー=多少のキシキシは当然ぐらいの気持ちでいましょうよ。
まあ、あまりにキシキシがひどくてシャンプータイムが憂鬱になるようなら別ですが。

 

良さ、はジワジワと遅れてやってきます。
それまでのシリコンで覆われていた髪から、むき出しの、ハダカの状態の髪が現れます。
油分はそがれたまま、キューティクルも剥がれたままですから軋んで当たり前です。

 

そこから少しずつ、傷んだ髪は本来の健康を回復し、キューティクルもだんだん
整えられていくと、髪に自然のツヤやハリ、コシが戻ってくるのです。

 

 

■セットのリンスを有効活用して

 

初期のキシキシを乗り越えるためにはぜひ、リンスに目を向けてみてください。
ほとんどがノンシリコンシャンプーとセットでリンス
(もしくはトリートメント、コンディショナー、美容液など)が販売されていますよね?
こちらにはシリコンが使用されているものが結構あります。

 

シリコン=悪、ではなく、要は使い方の問題のように思います。
洗浄が主目的のシャンプーならともかく、髪の状態や補修に着目する
リンスには、多少シリコンが入っていてもいいのではないでしょうか。
なめらかさを与えると同時に髪を刺激から保護してくれるからです。

 

ノンシリコンシャンプーで健康になった、或いは健康になろうとしている髪をシリコンで守る。
こうすればタオルドライ後の髪はキシキシしませんし、指通りもなめらかになるでしょう。

 

きしまないノンシリコン