ノンシリコンシャンプー

ノンシリコン体験記「ちふれアミノシャンプー」使ってみました!

地肌のかゆみとフケに悩む私は、ついにノンシリコンシャンプーデビューすることにした。
買ったのは、ちふれアミノシャンプーとリンス
200ml 各525円。安い。

 

ノンシリコンシャンプーは、シリコンシャンプーに比べるとたいてい値段が高い。
ましてやアミノ酸系シャンプーともなると、2000〜3000円代が普通である。
なのにこのプライス。さすがはちふれだ。

 

ちふれとは地婦連(ちふれん)の略。
消費者団体である全国地域婦人団体連絡協議会が母体の化粧品会社。
おばあちゃん世代なら誰もが知ってる、正しい化粧品にこだわった
消費者目線のメーカーなのだ。

 

いろんなメーカーの化粧水や乳液を試しては肌がボロボロになる
という経験を繰り返してきた自分が、最終的にたどりついたのがこの、
ちふれの化粧水と乳液なのだ。
以来、浮気してひどい目に合うのがコワく、ずっと愛用している。
今回ネットでノンシリコンシャンプーについて下調べした結果、
シャンプーもちふれで行こう、と決めたのだ。

 

*****

 

透明で水よりややトロリとした液体を手のひらに取り泡立てる。
意外にも普通に白く泡立つ。
ノンシリコンシャンプーは泡立ちが悪いものと覚悟していたが、思っていたほどではない。
(それでもシリコン系のシャンプーに比べたら全然ダメだが)

 

髪全体にのばし、洗う。
ボリューミィな泡こそないが、適度な泡立ちでごく普通に洗える。
ツッパリ感もキシキシ感もない。指通りもつっかかるということはない。
意外なほどフツー。

 

よくすすいでから【使い方】にある通り、2度目のシャンプーを。
少量でマッサージするように洗うとのこと。
美容院のシャンプーで、美容師さんが「おかゆいところございませんか」
って訊くアレだ。美容師気分でマネして洗う。すすぐ。
さすがにちょっとゴワッとしてる。このままでは指が入らない状態だ。

 

リンスをする。こちらにはシリコンが入っているが良しとした。
白いトロリとした液体を手に取り、髪全体にまんべんなくいきわたるようにする。
もじゃもじゃつかえていた髪が徐々に指が通るようになる。すすぐ。

 

タオルドライして驚いた。軽い。しかもなめらか。
シリコン系のシャンプーにはなかった気持ちのいい軽やかさだ。
きっちり締めつけられていた下着を全部取り去ったかのような開放感。
誰もいない草原に素っ裸で立ってそよ風を浴びているような心地よさだ。

 

悪くない。しばらく続けて行こう。

 

*****

 

ちふれのアミノシャンプーを使いだして3週間が過ぎた。
もともとアトピーで頭皮がかゆく、フケに悩まされていた私は、
髪に良いと言われるノンシリコンシャンプーの中でも特に
頭皮にマイルドなアミノ酸系のシャンプーを選んだのだ。

 

ちふれは、全成分を、その用途と分量まできっちりとホームページに
載せているのだ。さすがは中味で勝負のちふれ。自信があるのだ。
それもそのはず。
主要洗浄成分のココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸系の中でも優等生。
洗浄力は弱めだが、低刺激なので敏感肌やアトピーにも良いといわれているものだ。

 

確かにこのシャンプーにしてから、かゆみはいくらか減った。
以前エッセンシャルを使ってた頃は、それはもうひっきりなしに頭がかゆく
明らかに地肌が刺激を受けていると思われたが、今は少なくとも、
シャンプーによる影響は受けてない、といえる地肌になった。

 

では髪はどうかというと、ノンシリコンシャンプーの口コミでありがちな
パサパサ感やサラサラ感がなく、しっとりとしてる。
細くて頼りないクセっ毛だったのが、今は1本1本がたくましく生きてる
という感じの、しっかりとしたコシのある髪に。

 

昭和の、シャンプーが出始めの頃って、こんな感じだったんじゃないかな
って思わせてくれる、そんななつかしい感じの髪の状態になるのもきっと、
シャンプーに余計なものが入ってないからだろう。

 

補修成分がないのもそうだが、香りもない。
エモリエント成分として配合されているラベンダーを微かに感じる程度。
しかも髪に残らない。
香りを重視する人には向かないが、
逆に好みのフレグランスをつけて楽しめるとも言えよう。

 

使用中の泡立ちも2度洗いすれば全く問題ない。
使い続けるうちに1度目でもしっかり泡立つようになる。
ごわつきやきしみも特に感じない。
今までのものがいかに人工物にまみれたものだったのかを痛感する。

 

成分重視でシンプル志向の人にとってはコスパのよい、
おススメのノンシリコンシャンプーである。

 

きしまないノンシリコン