「白髪はハゲない」は都市伝説?!科学的根拠に迫る!!
「白髪の人は禿げない。」ってきいたことがあります。
確かに高齢の方たちの髪は、
ほとんどが『白髪』か『薄毛』かのどちらかのように見えます。
加齢による髪の変化は『白髪』か『薄毛』かのどちらか二択で、
髪のある人たちは『白髪』だから、
「白髪になれば禿げない」という考えになったのでしょか。
でもよくよく見ると、高齢で『薄毛』の方の中には、
残っている髪が『白髪』の場合も少なくありません。
『白髪』と『薄毛』とでは、そもそも発症のメカニズムが違います。
‘毛髪’は、毛根にある『毛母細胞』と呼ばれる細胞によって作られています。
『毛母細胞』が分裂を繰り返すことによって、
新しく作られた細胞に押し上げられて頭皮の外に出て来たものが‘毛髪’で、
『毛母細胞』が分裂を繰り返すことで伸びて行きます。
このとき『毛母細胞』が作りだす‘毛髪’に色はありません。
『毛母細胞』が分裂して‘毛髪’を作るとき、
同時に『メラノサイト』と呼ばれる『色素細胞』が働きます。
『色素細胞』は『メラニン色素』と呼ばれる色素を生成しますが、
『色素細胞』が『毛母細胞』にこの色素を渡すことで
‘毛髪’が作られると同時に色付けがされるのです。
‘黒髪’は、『毛母細胞』と『色素細胞』の共同作業によって作られていると
いうことです。
言いかえれば、‘毛髪’とその‘色素’は別々に作られているということです。
『毛母細胞』に異常が生じて『毛母細胞』の働きが悪くなれば、
『毛髪』は細くしか作られなくなったり、
長く成長する前に抜け落ちてしまうなどの『薄毛』を発症します。
『色素細胞』に異常が生じて『メラニン色素』の生成が行われなくなり、
‘毛髪’に色がつかなくなるのが『白髪』です。
『白髪』の人でも、この先『毛母細胞』に異常が生じれば、
『薄毛』になる可能性はあります。
逆に、『薄毛』の人でも髪が生えていたら『白髪』になっていた可能性は
十分考えられるのです。
『白髪』になる前に髪が抜け落ちてしまうから、
「白髪じゃないと禿げる」などという考えが広まったのでしょうね。
「白髪の人は禿げない」というのは間違いです。
共通して言えるのは、『白髪』にも『薄毛』にも、
バランスの良い食事と十分な睡眠、適度な運動をするなどして、
頭皮に十分な栄養と酸素を届けることが予防になるということです。
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